COMポートに携帯電話を接続する



接続ケーブル活用ソフト第一弾完成 98/08/23

動作イメージ
ケイタイ電話が 200ms〜300ms 毎に送信する受信レベル情報を表示します。
0〜15 の 16 段階表示!!

よく分からないけれども、「網番号」とゆーのも表示します。

ウィンドウはリサイズ可能なので、全画面表示にするといいカモ(^^;



ダウンロードpdcant.exe ver 1.0.0.3 (1998/08/30)
MFC の DLL が必要かもしれません。よくわかってません。すいません。
Win32 アプリケーションですが、NT では動かないみたいです。すいません。
Windows98 でしか動作確認してません。すいません。
COM ポートの指定はコマンドラインからしかできません。(例:pdcant COM2) すいません。

1998/08/23 1.0.0.1
 初公開
1998/08/24 1.0.0.2
 網番号を表示するようにしてみました
1998/08/26 1.0.0.3
 タイマ監視追加
 ウィンドウをリサイズ時、アンテナの形状が変にならないように計算。
1998/08/30 1.0.0.3
 アンテナの形状をほんのちょっと変更。
コマンドライン引数で COM ポート指定可能に。
about のバージョンを書きかえるの忘れてた。すいません。

さて、次は回路

接続ケーブル

次のような人向けに書いてます。
自作より製品買っちゃったほうがいいかも・・・。

ブロック図



でっかくなっちゃいました。すいません。

データ線

まず、データ線が繋がってないとデータのやり取りができません。 です。ただし、直結するのではなく、RS-232C <-> CMOS レベル変換回路(後述)を通して接続します。

制御線

携帯機操作部制御信号1 (No.12)というわけわかんない端子を使うみたいです。
某MエディタはGNDに落としているだけです。
某Kエディではシリアルポートの DTR(No.4)に繋がってます(要 RS-232C -> CMOS レベル変換回路(後述))。

制御線といえば、お約束で、シリアルポートの RTS(No.7) と CTS(No.8)はループさせます。

2003/01/26 追加
メールでの報告によると 携帯機操作部制御信号1 (No.12) が RTS(No.7) と CTS(No.8) に繋がってるものもあるらしいです。

電源

この手の回路のお約束で、RS-232Cの制御線を電源として使用します。
RTS(No.7)を使うのが常套手段です。信号線なのでマイナスレベルになってる可能性もあるので、 ダイオードを直列に繋ぎます。

図にダイオード入れるの忘れてた(^^;

携帯側は 1,3,9 あたりを GND に落とします。

RS-232C -> CMOS 変換回路




オープンコレクタ出力ってやつですね。

CMOS -> RS-232C 変換回路



マイナスに振れないじゃないかって思いますが、232Cのスレショッドは 0.8〜2V ぐらいなんで問題無し(多分)。
電源は前述の通り、RTS から取ります。まじめにやりたかったら 12V ぐらいをどっかからとってきませう。

完成



携帯側のコネクタの入手が全てのような気がする。
実験用携帯電話とかも必要なので(いきなり黒ロム端末に繋げるのはイヤでしょ)、買い替え後の人向けかも。


おまけ・部品表


部品規格
炭素被膜抵抗4.7k1
炭素被膜抵抗2.2k2
炭素被膜抵抗1.2k2
炭素被膜抵抗20k 2
ダイオード 15882
トランジスタ18153
D-SUB 9pin 1
ケータイコネクタ 1
基板 1
ケース 1
電線 少々
ハンダ 少々

ケータイのコネクタは秋月で3本100円との情報アリ。
ただし、キーを削らなければなりませんが。
その後、売り切れていたとの情報アリ。


コネクタについて

1998/09/20追加

いままで、口頭・電話・メールなどで話題になった、コネクタの入手方法、コネクタの上下について書きます。
まず、コネクタの入手ですが、たまたま安くゲットしたので、製作にとりかかるという方は別として、 どこでも安く手に入るわけではないようです。困ったものです。 携帯グッズの充電モノのコネクタを流用するのが常套手段なわけですが、 2千円ぐらいかかってしまいます。
秋月で購入した方、UFOキャッチャーで電池で充電するグッズをゲットした方などの報告がありました。
ちなみにボクは解約した P201 のACアダプタのコネクタを使いました。
入手がまだの方、がんばって探してみてください。

次に、コネクタの上下の話です。
DoCoMo の資料でも、よく見ると分かるようになっているのですが、絵のクオリティも悪く、ほとんど「間違い探し」状態です。 というわけで、下の図をご覧ください。
コネクタの絵 1

「ココ」と書いてあるところが、上にずれているか、下にずれているかが、上下を見分けるカギとなります。
あと、この図は携帯に付けるコネクタを外から見た図なので、 以下のようなピンアサインになります。
コネクタの絵 2

リンク
http://www.nurs.or.jp/~kurati/celrw/index.html