わたくし、車速パルスは車軸の回転から作っているものだと思ってました。
タイヤの外周の整数分の1になる筈だと思い込んでました。
しかし、必ずしもそうではないようです。
昔のスピードメーターは電気信号を突っ込むんじゃなくて、
ぐるぐる回るシャフトを突っ込んでました。
その回転数はJISで決められてて、1km に 637回転するんだそうです。
決めるならSI単位系で楽なようにしてくれよと思うのですが、
日本はメリケン寄りなので1マイルで1000回転です。
その名残かどうか知りませんが、Fitの車速パルスは1kmあたり、637の4倍です。
いやあ、タイヤのサイズから一生懸命計算していたのは無駄でした・・・。
とりあえずその数値で計算したら標準のトリップと距離がバッチリ一致しました。
ただ、ナビが表示する距離とは若干誤差がありました。
空気圧による誤差とかもあるんで、まあそんなもんでしょう。
それと、車速パルスを拾う回路ですが、回路図に書いた回路だとノイズを拾っちゃいます。
ナビがパルスカウント数を表示できるんですが、それよりも多くカウントしてます。
手持ちの部品で対策してみました。ダイオードは物理的に邪魔なので外しちゃいました。
車両>---R---+--->PIC
|
C
|
GND
Rは手持ちの75Ω
Cは手持ちの0.1μF
いわゆるRCローパスフィルタですね。
PICにバッテリ電圧がかかって壊れるんじゃないの? と思うあなたは正しいです。
でもPICには壊れないようにするためのダイオードが内蔵されているので大丈夫です。
ただ、良い子はダイオードも入れておいたほうが良いかもしれません。
どうせまとめ買いしてるでしょ。
ボクの場合は試作基板を小さく切ってしまってスペースが無いんで外しました。
パルスは 10M/512 Hz すなわち 51.2μsrcの間隔で計ってます。
51.2μsec を[内部単位時間]としましょう。
27595 ÷ パルス間隔カウント
を速度[km/h]としてます。
車速パルスが 32767[内部単位時間]のあいだ発生しなければ、停止状態と判断してます。
これは1.68秒ぐらいです。 そのときは速度表示を idle とします。
燃料パルスも 32767[内部単位時間]のあいだ発生しなければ、フューエルカットと判断してます。
これも同様に 1.68秒ぐらいです。<あたりまえ そのときは燃費表示を f-c とします。
値は適当に設定したのですが、テストしてみると結構マトモな表示をしてくれる感じです。
走行中にアクセルを抜けば f-c の表示になるし、停止すれば idol の表示になるし。
アイドルの時は燃費が0km/l になってつまらないので、時間あたりの消費量を表示します。
単位は[cc/min]。すなわち 1分あたりに消費するガソリンの容積です。
国土交通省のエコランしませう的ページによると 140cc/min ぐらいらしいですが、
フィットはもっと少ないです。100cc 行きません。
1時間に5リットルぐらいでしょうか。
8時間で40リットルが空っぽ。
平均時速60km/h で 燃費が20km/lとしましょう。(まじめにやれば30km/lいくらしいけどここでは控えめに計算)
1時間で60km進むから、3リットル消費します。
あれ、アイドルより少ないぞ。
区間燃費 瞬間燃費
+----------------+
|00.0km.l 00km/l |
|0000.0km 00km/h |
+----------------+
走行距離 速度