無音で区切る設定
たまに設定がわからないと質問されるのですが、私にもわかりません。
最適値がひとつなら、こんな設定項目を設けません(笑)
音源のノイズがどれだけあるか、曲間の無音時間がどれくらいあるかがポイントです。
どちらかと言うと、音源のノイズの方が重要です。
理想的な設定はこんな感じです。音量閾値がノイズよりちょっと高め、継続時間が
曲間の時間よりちょっと短めです。
音量閾値が大きすぎるとどうなるかを示したのがこの図です。
曲の前後がちょっと切れてしまいます。
さらに、継続時間が短すぎる場合を示したのがこの図です。
曲中のちょっと音量が少ないところでも切れてしまってます。
逆に、音量閾値が小さすぎるとどうなるかを示したのがこの図です。
この図は無音部分を拡大しています。
ノイズのゆれにより、小さいファイルがたくさんできてしまいます。
このようなノイズだと、継続時間を長くすると全く区切れなくなりますが、
ノイズの状態によっては上手く切れる場合があります。
「区切った結果が短いときは保存しない」で逃げることも可能です。が、どうにも上手くいかないときの最終手段だと思ってください。
基本的には音量閾値の値で調整しましょう。
図には書いてませんが、さらに音量閾値を小さくすると、全く区切れなくなります。ここまでのことが理解できれば、図解は不要ですよね。
説明は以上なのですが、具体的にどんな数値にすりゃいいんだという目安がまだわからないと思います。
継続時間は、曲間の時間(よりちょっと少なめ)ですので、通常は1〜2秒だと思います。
S Rec は単位が変なので、48〜96といったところです。
重要なのは音量閾値のほうです。いったい、どのくらいのノイズがあるのか。
これは音源やサウンドカードにより異なります。
そこで、このボタン
が活躍します。
実はこれは今の音量を音量閾値に入れるだけです。
音源の音が出ているときに押してはいけません。
(押してもいいけど、採用された値は意味無い値です。)
曲間で押してください。
それが多分最適値です。
ですが、場合によっては細切れのファイルが大量生成されたりするかもしれません。
そんな場合はちょっと大きくしてください。
音源がテープとかレコードとかの場合、「再生してない状態」よりも「再生中の無音部分」の方が
ノイズが大きいです。
面倒でも、再生して曲間部分の時に「エイ!」と押してやってください。
音源が放送の場合はさらに面倒です。巻き戻しとかできませんから。
まあ、がんばって最適値を探してください。
ちょっと考えればわかるかもしれませんが、番組によって放送設備の差があるかもしれません。
番組が変われば最適値も変わると言うことです。
大き目のほうが汎用性があります。
でも、曲の頭とケツが途切れた感じになっちゃいます。
曲の静かな部分で切れちゃうリスクもあります。
まあ、がんばって最適値を探してください。
ちなみに、スターデジオは無音部分が完全に無音になるので、音量閾値は0でOKです。
曲の途中で音量が0になることは無いので、継続時間は1でOKです。
・・・と書きましたが、生デジタルデータを録音できる場合に限ります。
アナログ入力だとノイズが載るのでだめです。
また一部のサウンドカードは
デジタル入力でもちょっぴりノイズが乗るので、音量閾値を1とか2にする必要があったりします。